はじめまして。
一般社団法人 富岡シルク推進機構です。
ページをご覧くださりありがとうございます。

こちらが今回のプロジェクトの目的です。
1.富岡シルクをもっと知ってもらいたい。
2.養蚕業を応援したい。
3.純国産絹製品を応援したい。


群馬県富岡市は世界文化遺産「富岡製糸場」がある市として知られ、明治初期、日本初の官営模範器械製糸場として「富岡製糸場」が建てられたように、日本のシルク産業を牽引してきた歴史がある市です。

古くから養蚕が盛んな土地で、昔はどの家でも桑の葉を育て、2階は蚕を育てる部屋として使っていましたが、現在は・・・

昭和43年に3,010戸の養蚕農家で1,441トンあった繭生産量が、令和5年には10戸の養蚕農家で5.3トンと激減しています。

私たちはこの世界文化遺産『富岡製糸場』のある富岡地域の養蚕業を守り、継承していくことを目的に活動をしております。

そして、日本の誇る世界遺産の1つである富岡製糸場は2024年6月に10周年を迎えます。大変喜ばしいことですが“富岡の地で繭が生産されなくなってしまったら、本当の意味での世界遺産とは言えないのではないか。”と危機感を感じています。

すぐに後継者不足を解消するのは難しいと思いますが知っていただくことは叶うのではないかと思っております。希少価値の高い純国産の絹で作られた絹製品を手に取って、まず素晴らしさを感じていただき、そして養蚕農家さんたちの想いに共感し、文化を継承していきたいと共感していただける方が1人でも増えたら嬉しい、という想いで今回のプロジェクトを立ち上げることにいたしました。

富岡シルクは「国産」ではなく、純国産

輸入生糸を使用しても日本で加工した絹製品は「国産」と名乗ることができます。富岡シルクは富岡産の繭だけを使用した「純国産」。原料となる繭の生産から製品になるまですべての工程を国内で行う「純国産」は、国内で流通する絹製品の中で、わずか1%以下です。

「数が少ない=価値がある」だけではありません。

生産履歴が明確で作り手のこだわりや安心・安全への配慮が行き届いている。“量より質のブランド”として本当の価値を追求したシルク、それが富岡シルクです。(詳細はこちら)

「富岡シルク」とは以下の3つの条件を満たしたもの。そして申請により「一般社団法人富岡シルク推進機構」が認めた製品には富岡シルクを使用した純国産絹製品の証である富岡シルクマークが付けられます。
1.富岡産の繭を使用
2.純国産  ※糸から製品化まで全て国内で生産
3.厳正な審査
4.明確な生産履歴

※ 富岡産の繭は当機構でのみ取り扱っております。

日本の繭生産量は、今から約80年前1930年(昭和5年)の40万トンをピークに減少し、昭和40年代に持ち直しの傾向が見られたものの、2016年(平成28年)には約130トンまで落ち込んでしまいました。富岡市においても昭和43年に3010戸の養蚕農家で1441トンあった繭生産量が、令和5年には10戸の養蚕農家で約5.3トンと激減しています。

また、繭生産量の減少に伴う製糸業の衰退も著しく、平成元年に53あった国内製糸工場数は、令和5年にはわずか7工場を残すのみとなってしまいました。

これら衰退の原因は下記による消費量の減少です。
1.安い労働力に支えられた海外の低価格繭の流入
2.後継者不足など社会的構造の変化
3.日本人の生活様式が和装から洋装へ変化したこと
4.シルク代替え素材であるレーヨン、ナイロンなどの石油由来の化学繊維の台頭

しかし、世界ではシルクの需要は高まっており、市場規模は2020年に38億2,428ドルに達しています。世界的に需要が高まっている一方で、シルクの歴史を作ってきた日本のシルクが衰退してしまっている現状をぜひ知っていただきたいです。

「富岡シルク」をより多くの人に知ってほしい
シルクの原料である蚕と蚕を育てる農家さんの現状を知っていただきたいという想いから、今回クラウドファンディング限定で養蚕農家さんと実際にお会いできるリターンをご用意しました。養蚕農家さんは高齢化が進んでいます。今このタイミングで直接お話しを伺える貴重な機会となります。一生モノになる富岡シルクをぜひこの機会に手に取っていただけると幸いです。

▼卵から孵化した蚕が繭となり出荷されるまで
ひと粒ひと粒に込められた愛情「育ての親」の顔が見えるシルク

『絹の国』群馬が開発 風土を活かしたオリジナル蚕品種

▼出荷された繭から生糸ができるまで
独自の品質検査基準 切繭ひと粒およそ1g その品質の違いは0.01gに表れる

地域の連携プレーが生み出す 唯一無二の生引きシルク

世界最高ランクの繰糸機を有し 国産生糸の約7割を生産する「碓氷製糸」

生産しているのは世界でわずか数戸 希少な最高級蚕品種「ぐんま細(ほそ)」

▼詳細はこちらもご覧ください。

※富岡製糸場はこちら
※富岡シルクオンラインショップはこちら

■スケジュール■
2023年12月~2024年1月:クラウドファンディング実施
2024年2月~:リターン発送
2024年3月:2024年春蚕期・養蚕体験 日程調整
2024年5月27日~6月2日:養蚕体験

■資金の使い道■
クラウドファンディングで募った資金は、「富岡シルク」を次世代へ継承するため、リターン品発送、PR費用や養蚕農家さん支援に活用します。
・養蚕農家支援:35万円
・純国産 富岡シルク認知度拡大のための費用(PR・テストマーケティング) :80万円
・プロジェクト実施に関わる費用:65万円
・富岡製糸場保存管理:20万円

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

群馬県は“繭と生糸は日本一”と評される日本一の養蚕県です。

富岡製糸場が世界遺産遺産に登録されてから、来年で10年の節目の年を迎えます。

日本人ならではの感性と共に育まれてきた日本の絹産業は、養蚕農家の高齢化や、安価な外国産生糸の需要に圧され、衰退の一途を辿り、現在は“空前の灯”へと化しています。“日本のシルクは富岡で守り抜く”との熱い決意をもち、弊社は富岡製糸場のある富岡市において、地元の養蚕業を次世代へ継承することを目的に日々活動しています。富岡の養蚕農家が丹精込めて愛しみ育てた繭。そこから始まる“シルクストーリー”は、それぞれの作り手の想いがつながる貴重な絹製品へと商品化され、消費者の皆様の暮らしを彩るシーンへと繋がります。歴史と伝統と共に育まれた養蚕への精神は、今でもなお富岡市内の養蚕農家へと受け継がれています。

今回のプロジェクトで、富岡製糸場のある繭産地・富岡市へ足を運んでいただき、養蚕を実際に体験し、そこに携わる養蚕農家さんの思いやこだわりに触れることで、ぜひ養蚕への理解を深めていただきたいのです。富岡シルクは量より質のブランドとして、すべて製造履歴が明確で、安心安全な純国産絹製品です。富岡シルク製品を知っていただくことは、富岡の養蚕農家を守ることに繋がります。

ぜひこの機会に富岡シルク製品を手に取っていただき、シルクの新たな可能性を実感してください。蚕が繭を作るという営みは、古代から現代にかけても何も変わっていません。石油から製造する化学繊維と違い、環境にやさしく、身体へも優しい繊維であるシルクは、これからの私たちの救世主となることでしょう。

日本の養蚕の灯を消さないために、富岡から始まる“シルクストーリー”をぜひ応援してください!どうぞよろしくお願いいたします。

一般社団法人富岡シルク推進機構は、(一財)大日本蚕糸会、群馬県、富岡市の支援事業を活用しながら養蚕農家、製糸業者、絹加工業者、販売業者など蚕糸・絹業に携わる関係者が、高品質な繭生産から流通・小売りまでの連携を強化した純国産シルク製品の開発・販売が円滑に進められるよう、取り組んでいます。その取り組みについてはホームページをご覧いただけますと幸いです。
また、富岡シルク機構 X(Twitter)はこちら もぜひフォローお願いいたします。

  • 2024/01/24 18:00

    皆様、こんにちは。一般社団法人 富岡シルク推進機構 事務局です。一般社団法人 富岡シルク推進機構は、昨年に引き続き第3回『富岡シルク手編みニット展』を開催いたします。今年は全国から84点のご応募をいだだきました。第3回を記念し開発された”シルク真わた”から製作した新素材『真わたループシルク』を...

  • 2023/12/28 18:00

    皆様、こんにちは。一般社団法人 富岡シルク推進機構 事務局です。クラウドファンディング開始から1週間が経過しました。多くの皆様に、『富岡シルク』の現状についてご興味をお持ちいただき、開始早々からご支援をいただきまして誠にありがとうございます!!スタッフ一同心より感謝申し上げます。ご支援の募集は...

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